シンガポール旅行前に知りたい!マーライオンの全て

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シンガポールと聞くと、多くの人はマーライオンを思い浮かべるのではないでしょうか。
観光地としても名高いこのシンボルの歴史を紐解いていくと、シンガポールという国の成り立ちや文化が次第に分かってきます。

この記事では、マーライオンの設置背景やデザイン、シンガポールの象徴となった理由など、マーライオンにまつわる様々な情報を詳しくご紹介します。

マーライオンの設置された経緯

マーライオンの歴史は、シンガポールの成長と共に歩んできました。設置の経緯から見ていきましょう。

マーライオンの誕生

マーライオンは、1964年にシンガポール観光局が観光のシンボルとしてデザインを依頼したのが始まりです。シンガポールの歴史や文化を象徴するユニークなシンボルを作りたいという思いから、ライオンの頭と魚の体を持つマーライオンが誕生しました。

初めて設置された場所とその理由

最初のマーライオン像は、1972年にシンガポール川の河口に設置されました。
この場所が選ばれた理由は、歴史的にシンガポール川が貿易と交通の中心であり、多くの人々が集まる場所だったからです。

その後1997年、エスプラネードブリッジの建設に伴い、マーライオン像は現在のマーライオンパークに移設されました。このパークは観光客がよりアクセスしやすいように設計され、現在では多くの人々がマーライオンのフォトスポットとして人気を博しています。

マーライオンのデザインや制作に関わった人物

マーライオンのデザインと制作には、多くの人々が関わりました。その中でも特に重要な人物を紹介します。

デザイナーと制作に至るまで

マーライオンのデザインを手がけたのは、シンガポールの著名な彫刻家リム・ナン・センです。

デザインが決まった後、制作には約1年の時間がかかりました。全長8.6メートルのこの像は、コンクリートとセメントで作られており、その制作過程は非常に複雑で丁寧なものでした。

デザインの意図と象徴性

マーライオンは、シンガポールの歴史と伝説に基づいてデザインされています。
ライオンの頭は、シンガポールの「ライオンシティ」というニックネームに由来し、魚の体は、海と深く結びついたシンガポールの漁業と航海の歴史を象徴しています。

マーライオンがシンガポールの象徴となった理由

マーライオンはシンガポールの過去と未来を繋ぐ象徴とされています。
ライオンの頭は「力強さ・勇敢さ」、魚の体は「豊かな海の資源と繁栄」を意味します。

また、シンガポール政府と観光局は、マーライオンを積極的にプロモーションに活用しました。観光ポスターやパンフレットにマーライオンを大きく取り上げ、マーライオンをテーマにしたイベントやグッズの販売なども行うことで、シンガポールのブランドイメージとして確立し、広く認知されるようになりました。

このようにして、マーライオンは、観光客のみならずシンガポール国民にも愛されるシンボルとなりました。

マーライオンのモデルとなった動物や伝説

マーライオンのライオンの頭は、シンガポールの古代の伝説に登場するライオンに由来しています。伝説では、14世紀に「Singapura」(ライオンの町)を見た王子が、そこにライオンがいるのを目撃したと言われています。

魚の体は、シンガポールが元々漁村として発展した歴史を象徴しています。海に囲まれたシンガポールは、昔から海洋資源に依存しており、魚はその象徴と言えるわけです

このようなマーライオンの歴史は、以前までセントーサ島の「巨大マーライオン」内で映像を見ることができましたが、2019年10月20日で営業を終了し、その後解体されてしまいました。

セントーサ島の巨大マーライオン

最後に

マーライオンはシンガポールの象徴として、その歴史と文化を体現しています。
その設置背景やデザイン理解することで、旅行中での楽しみが倍増するでしょう。私自身、異国の地を訪れる際は、その地の金光名所の歴史などを事前に調べてから現地に行くようにしています。

シンガポールを訪れる際には、ぜひマーライオンを訪れ、その歴史と魅力を体感してみてください

プロフィール
Ricky

地元の高専を卒業後、マレーシアの大学でコンピュータサイエンスを専攻している20歳の大学生。主にマレーシアや高専に関する情報を発信していきます。
最近のモットーは「人生何とかなる」です。挑戦せずに諦めるよりも、失敗してでも何かしらの収穫を得ようという気持ちで、日々挑戦しています!

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