
今回は渡航後にEMGSのapplication statusを100%にするために必須な健康診断の受け方を分かりやすく解説しようと思います。
私はてっきり、健康診断は学校のオリエンテーションの際に説明されるのだと思い、全く準備していなかった(事前の確認不足)のですが、同時期に渡航してきた友人から「渡航後7日以内に健康診断を受けないといけない」ということを教えてもらい、急いで準備をしました。
これから渡航される皆さんは、事前にその流れを押さえておくことで現地でスムーズに進められると思うので、ぜひこちらの記事を参考にしてみてください!
※本記事の内容は、モナッシュ大学に通う筆者目線によって執筆されています。各大学によって、手続きの方法にある程度違いがあることは予めご了承ください。
Step0. 必要書類を準備しよう!
マレーシアで健康診断を受けるにあたって、まず準備しなければならないのが以下の書類たちです。
これらの書類は、渡航前に日本でコピーをして持っていってもいいですが、
私(モナッシュ大学)の場合、 “Future Student” の窓口で「健康診断を受けに行きたい」という旨を伝えると、ホチキスで留められた必要書類を全てもらえました。
また、 Health Declaration Form は持参しておらず窓口でももらえませんでしたが、特に提出の必要はなさそうでした。
もらった書類はかなりの枚数がありますが、これらは私たちが事前に記入しなければならない留学生用のページと医師用のページ全てが含まれています。
私は、以下の3ページを記入してクリニックまで持っていきました。



※その他の書類で、自分で書いておいた方が良さそうな3項目は全て記入しておきました。
・FULL NAME
・INTERNATIONAL PASSPORT NUMBER
・EMGS REFERENCE NUMBER
書類上で何度か登場する”EMGS REFERENCE NUMBER”ですが、EMGSの”Track My Application” から確認できるApplication Statusページの”EMGS Approval Letter”か”eVAL”を確認してみてください。
バーコードの下に記載されている、アルファベット+数字の組み合わせがあなたの”EMGS REFERENCE NUMBER”なので、こちらを記載するようにしましょう!
もし他に書き方が難しい、分からない箇所があれば空所のまま持っていっても大丈夫です!病院の方で書き方を教えてもらえると思います。
Step1. 病院を探そう!

まず、マレーシアに渡航してきたら渡航日から7営業日以内に健康診断を受けに行かなければなりません。
EMGSのHP上でも以下のように記載されています。詳しくはこちらを確認してください。
New international students are required to attend a medical screening at a panel clinic in Malaysia within 7 working days of their arrival date.
7営業日以内なので、あまり時間がありません。生活必需品の買い出しよりも先に健康診断を受けに行くことを優先しましょう!
健康診断が受けられる病院は、EMGSのHP上に掲載されている、EMGSと提携している病院の一覧が各地域ごとにまとめられたリストがあるので、こちらから探すようにしましょう!
ここで、病院を選んだら病院に予約の必要の有無などを電話やメールで確認しておくことをお勧めします。
というのも、渡航の時期によっては多くの留学生が健康診断で病院を訪れるため、確認なしに病院に行ってもその日にみてもらえない可能性があります。
(各クリニックのホームページをみると、WhatsAppのリンクも載っていると思うのでそちらで確認も可能です。逆にメールは送信しても返信はもらえない確率の方が高いです🥲)
私はできるだけ大学の近くで済ませたかったので、Subang JayaにあるKLINIK METROMEDIC SS15というクリニックを選びました。(こちらの病院でマレーシアを感じる出来事があったので後述します笑)
簡単にこちらのクリニックを紹介しておくと、
KLINIK METROMEDIC SS15は、INTI大学スバンキャンパスのすぐ近くにあります。


入り口にデカデカと名前が書いてあるのですぐにわかるかと思います。
クリニック内は大理石の床で冷房もしっかり効いていて、医師もスタッフもとても丁寧な対応でした。
ちなみに、サンウェイエリアにある日本人が在籍している”Sunway Medeical Centre“にも電話で問い合わせをしてみましたが、連日かなり混み合っているようですぐにはみてもらえないような状況でした。
また、EMGSが掲載しているリストには載っていないので費用は自己負担になるので、検診費用のかからないリスト上の病院から選ぶことをおすすめします。
Step2. 病院に向かおう!

病院を決めたらgrabやその他の交通手段を使って実際に病院へ向かいましょう!
私が選んだKLINIK METROMEDIC SS15は、BRTとLRTに乗ることでgrabよりかなり安く行くことができるので、もし同じクリニックに行かれる場合は参考までに。
BRTのSun-U Monash駅からUSJ7駅までバスに乗り、LRTに乗り換えます。
LRTでSS15駅まで行き、そこから徒歩5分ほどで着きます。
混雑する可能性もあるので、営業開始時間を確認してできるだけ早めにいくことをおすすめします。
ちなみに私は、営業開始10分前に到着しましたが10分前でも見てもらえました!
ここで、EMGSのアプリに自分の情報が登録済みであるかを確認しておきましょう。
到着後はクリニックの受付に置かれているEMGSのQRコードを読み取らないといけません!
EMGSアプリはこちらからダウンロードできます!👇
Step3. 病院で検査してもらおう!
病院に到着したら受付で必要書類とパスポート、EMGSのアプリの提示しましょう!先ほども書いたように、EMGSアプリでは受付に置かれているEMGSのQRコードをスキャンするように言われます。
一応、その他の書類(eVISAやeVALなど)も持って行きましたが、特に必要ありませんでした。
※もし書類の記入内容に不備や誤りがあればここで指摘してもらえます。
ここからは、私が行ったクリニック(KLINIK METROMEDIC SS15)での検査手順になるので、場所によって多少の違いがあると思います。
- 1.検尿まず、受付が終わると写真のような名前とパスポート番号が書かれた検尿カップが渡されるので、クリニックのお手洗いで尿を採ります。
尿を採り終わって少し待っているとすぐに診察室に案内されます。
そこで医師の方に検尿カップを提出しましょう。
※クリニックによっては提出場所が予め指定されている場合もあります。 - 2.身長,体重の
測定身長と体重の測定は、保健室にあるようなごく普通の測定器で測定しました。靴を脱いだだけで、特に衣服を脱ぐ必要はありませんでした。
- 3.血圧,脈拍の
測定こちらも一般的な血圧測定器での測定でした。測定している間、並行して色彩検査も行いました。 - 4.色彩検査医師の方が数字の書かれた紙をパラパラとめくりながら、書かれている数字を答えていくものでした。
- 5.血液検査健康診断で(おそらく)一番の山場である血液検査ですが、先生が他愛もない話をしてリラックスさせてくれるので案外いけます👍
止血のガーゼをしてもらうと、最後のX線検査の部屋まで移動します。 - 6.X線検査X線検査では、着ている服を脱いで上裸になるように指示されました。
これで全ての検査が終わりになります!
これら全ての検査は、それぞれ所要時間3分ほどなので思っているよりかなり早く終わります!
検査終了後に待合スペースで待っていると1分くらいで、「受付でパスポートと検査の証明書もらって帰ってね〜」と言われました。(早すぎ)
私は朝イチで病院に向かったので全く混み合っていませんでした。そのため、到着から病院を出るまで約30分程度でした。
私が選んだ病院は、ほかの病院よりも圧倒的にレビューの評価がよく、レビューの件数も1000件を超えていたので信頼できそうだなと思って行ったのですが、
なんと、X線検査を受ける前に
「スマホ持ってる?私たちのクリニックのレビュー書いて。もちろん⭐︎5ね!」
と言われました笑
レビューの評価が異常に高い理由がそのとき分かりました。ちなみに友人は、EMGSアプリを見せるためにスマホを渡したら勝手にレビューを書かれていたそうです😂
医師の方もスタッフも対応は良かったので問題なしでしたが、日本なら絶対に有り得ないな、という出来事でマレーシアにいることを改めて実感しました。

受付でもらえる証明書は“FOREIGN STUDENT INFORMATION”と書かれた細長い紙になります。記載されている内容に誤りはないかをしっかり確認してからクリニックを出るようにしましょう。
こちらは、大学のオフィスで提出しなければならない重要な証明書になるので、必ずファイルなどに入れて大切に保管しておきましょう。
今回はここまでになります。
この後にも、学生VISAを取得するためにいくつか手続きが必要になるのですが、私も現在進行形で手続きを進めている最中なので、完了次第残りの手続き手順を追加していこうと思います。
まずマレーシアに到着したら優先的に健康診断を受けにいきましょう!